快なる奇
私の部屋の掛け時計は、両親が使っていたもので、たぶん我が家で一番長く使われている時計であろう。
単一電池4本を必要とするもので、朝7時から夜8時まで(どこかに設定があるのだろうと思ったが、現在まで見つかっていない)の正時には、時計内の人形が鐘を打つ仕掛けになっている。
ボリュームの調整もわからないのだが。
両親がいなくなってから、しばらくは「物置」に眠っていたものだが、折角動くのだからと、持ってきて、もう10年近くになる。
当然設置したときに時刻を合わせたのだが、なぜか3分早くなってしまった。
裏蓋を開けて合わせなければならないので、私が分かれば良いやで使っていた。
ところが、先日、家内との旅行から帰って、何気なしにラジオの時報を聞いたのだが、同時に時計が鳴りだしたのである。
知らぬ内に「合っていた」のである。
留守中娘に聞いてもやっていないというから、まさに「奇」である。
しばらくは随分気になっていたのだが、最近は「それが当たり前」と思うようになってしまった。
座敷童の話が我が家にあるとは思えないけれど、まさに「快なる」出来事であり、感謝している。
投稿者:つねちゃん
at 06 :45
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